大腸がんの素への対応
●大腸がん予防のために
大腸ポリープは、放っておくと大腸がんになってしまうことがあります。なので大腸ポリープは早期に発見し、早期に切除してしまうことが大切です。前ガン病変(後でガンになることがある体の異変)を取ることで、大腸がんの予防となるのです。大腸がんは、切除するために開腹手術が必要となることが一般的です。しかし大腸がんになる前の大腸ポリープの状態で切除する場合、お腹をメスで開く必要がなく、内視鏡で簡単に取ることができるのです。
また、大腸がんは、ガンという病気の一種であるがゆえに再発の可能性があります。けれども大腸ポリープの大部分は、一度切除してしまえば以降、再発はしないのです。
※大腸がんでも、ガンの部分が腫瘍のごく浅いところにあるときは内視鏡で切除することがあります。
●大腸がんの素の切除
大腸がんになる危険性がある大腸ポリープは、早め早めに取ってしまいたいことろです。そこで気になるのが、「大腸ポリープを切り取るときには痛みがあるのか?」というところでしょう。
内視鏡でポリープを取り除くには、内視鏡の先端についている専用の電気メスを使うのが一般的です。しかし痛みはありません。腸の内側の粘膜には神経がないので、痛みもくすぐったさも、何も感じないのです。それゆえに大腸がんの早期発見には不利になります。粘膜の表面やごく浅いところに大腸がんが出来ても、これといった自覚症状がないのです。「お腹が痛い」「お腹がなんだか張っている」「お腹に違和感がある」と感じるのは、実はかなり症状が進んでしまった大腸がんの場合だけ。なので「その時に手術をしておけば治ったのに……」という時期が大きく過ぎてから大腸がんであることが分かることが多々あるのです。
症状がなくても定期的に検査を受けることで、このようなことは避けられるでしょう。
●大腸ポリープができやすい=大腸がんになりやすい??
大腸ポリープは出来やすい体質の人、出来にくい人とがあります。なので人によっては大腸ポリープを切除しても再び別のところにポリープが出来てしまった、ということがあります。だからといって、「大腸ポリープになりやすい人は大腸がんになりやすい」とは言えません。大腸ポリープは、放っておくとガン化する可能性があるのは確かです。しかしガン化する前の大腸ポリープはあくまでも大腸ポリープ。ガン細胞ではなく「大腸に出来たイボ」でしかないので、大腸ポリープが出来やすいからといって大腸がんになりやすいとは絶対に言えないのです。もちろん、大腸ポリープが出来たことがある人は定期的に検査をすることが大事です。